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コラム
2019.03.27 Windows10

いつまでに何をやる? Windows10導入の流れ(導入・展開フェーズ)

2020年に到来するWindows7のサポート切れに備えて、多くの企業がWindows10への移行を進めています。みなさんの会社では、いかがでしょうか?

Microsoft社のサイトでは、Windows10導入の流れが、4つのフェーズに分けて紹介されています。そこで本コラムでは、これに沿って、各フェーズを確認していきたいと思います。

本日は、前回のコラム「検証フェーズ」の続きです。検証も完了したら、いよいよ本格的に全社へ導入していきます。


Windows10導入の流れ(4つのフェーズ)

なお、Windows10のサポート終了日は2025年10月14日とMicrosoft社は発表しており、サポート終了日までにWindows11へ移行する必要があります。各社のWindows11導入実態については、こちらをご確認ください。
➡【資料ダウンロード】PC担当者400人に聞いた『Windows11導入実態調査レポート』

目次

段階的なOS展開
クライアントパソコンの展開(PCリプレイス)
アウトソーシングという選択肢
Windows10導入の流れ(リンク集)
さいごに

段階的なOS展開

Windows10では、一定期間で次々にバージョンがあがっていきますので、検証期間も限られます。そこで、従来のWindowsのように展開前に「不具合ゼロ」の状態を求めるのは難しく、検証から展開に至るまでの考え方も従来とは多少異なるように思います。

例えば、まずは特定部門で使ってもらい、問題点などの情報を吸い上げて、それを解消しながら完成度を高めていき、展開範囲を広げていくというような考え方です。
これが、Windows10から提唱され始めた段階的な社内展開方法(展開リング)です。


Windows10の展開リング

展開リングについては、過去のコラムをご参照ください。

Win10基礎知識 (3) 展開リングという考え方

クライアントパソコンの展開(PCリプレイス)

先ほどご紹介した展開リングは、OSの最新バージョンの展開(機能更新プログラムの展開)に関する考え方でした。これは、クライアントPCの展開の際にも適用できます。

例えば当社内で、Windows7パソコンからWindows10パソコンへの入れ替えを行った際は、この展開リングの考え方に基づき、人や部門で時期をずらして、徐々にPCを展開(配布)していきました。
初期導入した者からあがってきた情報を、Q&Aにまとめ、解決策を付加した形で展開していったので、大きなトラブルなく進めることができました。

大量のパソコンを保管するスペースはありますか?

ここでネックになるのは、PCの保管場所や、配布のコントロール、スケジューリングでしょうか。

全社のPCを一斉に入れ替える場合、モデルを統一して一括調達するのが一般的です。特にWindows10では、同じモデルのPCであっても、購入時期によって、OSのバージョンが異なる(しかも、メーカーによってはPC型番が同じままなので、どのバージョンが入っているか分からない)などの問題もあり、一括調達する傾向が高くなっています。

その際に、例えば100台、1,000台のPCを、一時的に保管し、各種設定を実施するには、かなりのスペースと時間を要します。

DRSの倉庫保管付レンタルで、仕様統一とコスト削減

DRSは、自社倉庫の機能を活用して、お客様に「倉庫保管付レンタル」というサービスを提供しています。
例えば、一年分のPCをまとめて購入してDRSの倉庫にストックすることで、仕様を統一し、ボリュームディスカウントにより調達価格を下げることもできます。これを、お客様のスケジュールに沿って、納品していきます。

DRSの倉庫にストックするだけでなく、お客様に合わせた設定作業を施したうえで出荷もしています。情報システム部門を介さずに、直接利用者にお送りすれば、拠点間の配送手続きやコストの削減にもつながりますし、Windows10の段階的なPC展開においては、配布のコントロール、スケジューリングの手間が、大幅に削減されます。

「倉庫保管付レンタル」については、こちらのコラムで詳しく紹介していますので、よろしければご参照ください。

PCレンタルを利用する4つの理由

アウトソーシングという選択肢

先ほどご紹介した「倉庫保管付レンタル」をはじめとして、Windows10の「導入・展開フェーズ」は、ほぼアウトソーシングが可能な部分といえます。
最近では、PCLCM(PC Life Cycle Management:パソコンのライフサイクルマネージメント)サービスも浸透してきました。PCの調達から導入、運用、処分にいたるまで一気通貫したサービスです。

DRSもサービス提供していますので、詳しくはサービスページをご参照ください。

DRSのサービス

Windows10導入の流れ

Windows10導入の流れを、4つのフェーズに沿って、ご紹介しています。以下のリンクからご参照ください。


Windows10導入の流れ(4つのフェーズ)

(1) Windows10導入の流れ(計画フェーズ)

(2) Windows10導入の流れ(検証フェーズ)

(3) Windows10導入の流れ(導入・展開フェーズ)←本コラムはこちら

(4) Windows10導入の流れ(運用管理フェーズ)

※ 本記事は、2019年3月時点の情報を基に作成しております。Microsoft社の方針によっては、変更が生じる場合がございます。
 →2019年6月末時点の情報で更新しました。

さいごに

Windows10の導入は、情報システム部門にとってはかなりの負荷となりますが、これを機に、パソコン管理を見直し、不要なパソコンの処分や、パソコンの全社一括導入など、管理をスリム化するチャンスでもあるかもしれません。

継続的にバージョンがあがっていくWindows10は、導入して終わりではなく、情報システム部門には、継続的な運用の負荷がかかってきます。
そこで、アウトソーシングできる部分はなるべく外出しして、情報システム部門でしか対応できない業務へ集中できるよう、DRSが少しでもお手伝いできればと思っています。

参考サイト

Microsoftサイト>Windows 7 をお使いの企業の皆様へ 知っておきたいWindows10導入のお話

Windows 11導入実態調査レポート(2022年版)

全国のPC担当者(従業員数500名以上の企業)400人に実施したアンケート調査レポートです。他社の導入状況や抱えているPC運用の課題と、DRSならではの解決策をご紹介します。

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