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導入事例 株式会社ピーエス三菱様

少数精鋭の情報システム部に「DREAMS」導入の意義は大きかった。

株式会社ピーエス三菱

管理本部 情報システム部
部長 佐藤 覚 氏(左)
グループリーダー 市川 雅通 氏(右)

株式会社ピーエス三菱様は、日本で初めてプレストレスト・コンクリート(PC)技術を商業化した先駆者として、道路、橋梁、鉄道、空港、建築物など数多くの施工実績を持つ東証一部上場企業です。グローバルに活躍の場を広げ、台湾高速鉄道やホーチミン市の地下鉄も手がけられています。また、IT投資に非常に積極的で、ICT戦略として、IoT、ペーパーレス化、見える化、生産性向上に取り組まれています。

現在、同社で稼働中のパソコン(以下PC)は、全国の支店、営業所、技術研究所とグループ会社を合わせて約2,200台。すべて購入され、初めは自作のシステムで管理をされていましたが、IT資産/セキュリティ統合管理システムのMCoreへと切り替え、さらに精度の高い管理を求めて、2015年よりDRSのIT資産管理サービス 「DREAMS」をご導入いただいています。それでは、部長の佐藤様と運用保守担当の市川様へ率直なご感想とご意見をおうかがいします。

株式会社ピーエス三菱様「DREAMS」導入効果

  1. IT資産管理業務のアウトソースの実現
  2. 使用中のIT資産管理ツールが活かせた
  3. 誰が何を使っているか一目瞭然に
  4. 内部統制を含め管理方法の見直しの機会に
  5. 上場企業としての信用度向上に

「DREAMS」導入前の課題

2,200台のPCのソフトウェア管理。
少数精鋭の部隊に負担は大きかった。

佐藤氏 DRSさんには、全社員へのスマートフォン導入時やOfficeのバージョンアップ時に、全国の当社の拠点向けに社内勉強会を開催していただいたのをきっかけに、PCの調達でもお世話になっていました。加えてキッティング(ソフトウェアインストールからIPアドレスやPC名設定まで)もお願いするようになり、多岐にわたりご支援をいただいていました。購入したPCの管理については、初め自社開発のシステムがあり、電源を入れた時にPC情報を収集する仕組みでしたが、ソフトウェア管理で詳細な情報が必要になり、MCoreに変えました。しかし情報が細かくなればなるほど、ライセンス管理の業務で負荷が出てきました。もちろんMCoreでできないことはありません。ただ、当社情報システム部は総勢で11名。この数でシステム開発と運用保守に分かれ、業務を遂行していますので、IT資産管理専門の人員をアサインすることは正直、難しい面がありました。

市川氏 運用保守担当の私からすると、IT資産管理は少し特殊な業務でもあるため、属人化しやすいことも懸念点でした。2,200台におよぶPCに入っているソフトウェアライセンスの突合(整合確認)。当社の場合、標準的なデスクトップPCやノートPC以外に、設計士などが利用する CADやCGを動かすハイスペックPCもあります。そういった様々な PCに入っているソフトウェアのシリアル番号まで突合するとなると、これは相当な業務量になります。

DRSから「DREAMS」の提案を受けて

内部統制を含めてIT資産管理を検討する良い機会となった。

佐藤氏 私たちが抱える問題をDRSさんへお話ししたところ、独自のソフトウェア辞書をお持ちで、管理すべきソフトウェアを抽出できるとのことでしたので、まずはそこから支援をお願いし、その後にPC管理やソフトウェア管理、セキュリティ対策を含めた総合的なIT資産管理のご提案をしていただきました。アウトソースできるところは、なるべくアウトソースしたかったので、私たちとしては非常に助かるご提案内容でした。

市川氏 ソフトウェアライセンスを正しく管理していくには、まずPCそのものの管理が重要であることから、PC調達フローから管理台帳の整備、台帳精度の維持管理方法までご提案をいただきました。また、「DREAMS」は管理ツールを選ばない点も良く、当社が使っていたMCoreを拡張するようなイメージで「DREAMS」データベースと連携ができることも魅力でした。

佐藤氏 このご提案を受けて、これまで紙ベースで行っていたPCの購入管理や修理依頼、廃棄処分などのフォーマットを当社のワークフロー内に新たに構築しました。社内の承認を全部得たものは自動的にDRSさんへ流れる仕組みもつくることにしました。これで各部門長の承認に加え、DRSさんという第三者によるチェックも入り、エビデンスもしっかり残すことができる。「DREAMS」の提案のおかげで、私たちとしては内部統制も含めてしっかり検討する良い機会になったと思っています。

市川氏 しかし、いざPCの現状台数と所有者の調査やソフトウェアライセンスの調査を行った時は苦労しました。特に古いPC、部門で一台というような時代の PCは使っているのかどうかもわからず、そういった追跡調査はとても大変でした。

佐藤氏 全支店・営業所などをまわってつぶさに調査を行いました。これはDRSさんではなく当社で棚卸を行い、その後はDRSさんと共に、"正となる台帳"づくりやMCoreデータとの関連づけなどの調整を行いました。約半年かかって、ようやくIT資産管理の出発点に立つことができました。

「DREAMS」導入後の効果

上場企業として、しっかりしたIT監査ができている。
この信用度は何よりも大きい。

佐藤氏 "正の台帳"が2015年に完成し、運用を開始してから2年が経過しました。やはり改めて実感するのは、「DREAMS」導入を機に、上場企業としてしっかりとしたIT監査ができていることです。DRSさんという第三者から毎月届くレポートとデータが確固たるエビデンスであり、お墨付きです。第三者が入ってしっかり管理しているという信用度は、何よりも大きいと思います。

市川氏 実務面からすると、誰がどういうパソコンを使っているのか、簡単に検索できるようになりましたね。「DREAMS」のデータベースから一覧表が出るので、それをCSV出力すればOK。データを求められたらすぐに出すことができます。加えて、OSを切り替える時の管理も非常にラクですね。2,200台中、まだ古いものを誰が使っているのか、一目瞭然です。

佐藤氏 これまで利用していたMCoreはそのままに、そのデータが「DREAMS」に流れるのも良かったです。MCoreの情報と社員名簿を連携して、どの部署のメンバーが使っているかを「DREAMS」データベースに反映して一元管理ができています。

DRSに対する評価とこれからの要望

ニーズに柔軟に対応してくれる。

佐藤氏 DRSさんはよくやってくれていると思います。PCの購入だけでも本当に大変なんです。1台2台を右から左へと流す話じゃありませんから。常時100台程度をストックしていただいていて、新入社員が入れば一気に40〜50台が必要になりますし、グループ間の異動やプロジェクトごとに必要が出てきますので、当社のニーズに柔軟に対応していただいています。

市川氏 日々よく相談にも乗っていただき、毎月きっちりレポートを出して管理してくれています。当社としては四半期報告でも良いのではと思っていますが、DRSさんとしては精度をより高めるためにも、月単位でウォッチして、全部の穴が埋まったら項目ごとに優先順位をつけましょうと提案してくれています。こういった客観的かつ冷静な意見も非常にありがたいと思っています。あと1点、要望するとすればマニュアルの使い勝手ですね。

佐藤氏 「DREAMS」のマニュアルだね。確かにボリュームはある。

市川氏 PDFでも閲覧できるのですが、探したい項目がすぐに見つかるようになれば完璧です。

佐藤氏 私たちのPCの半数以上は工事現場で使われています。PCはもってせいぜい2〜3年です。消耗品に近い状態なのですが、とはいえ、中身も含めてしっかり資産として管理していかなくてはいけない。その意味でも、今回の「DREAMS」の導入の意義は、私たちにとって非常に大きいものでした。また、今後は労務管理面でPCの情報も必要となります。これも求められたら、すぐに出せるように。MCoreとの連携で管理していきたいですね。


ディーアールエス株式会社
第二営業部 営業第二課 グループリーダー 小泉 夏樹(左)

 内容および所属役職等は取材当時のものです。

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