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導入事例 株式会社ニチリン様

Windows10のバージョン管理をはじめとする、PC導入のあらゆる問題に、
フレキシブルに対応してくれる。

株式会社ニチリン

情報システム部 情報システム課
滑川 勇臣 氏

株式会社ニチリン様は、兵庫県神戸市に本社を置く自動車用ホースの製造・販売会社。二輪車用ブレーキホースでは日本国内で100%近いシェアを誇り、海外にも活躍の場を拡げられています。1914年(大正3年)の設立から100年を超え、大変伝統のある東証二部上場企業です。
現在、保有されているパソコン(以下PC)は、全国の事業所、工場、本社を合わせ1,000台超。事務所用だけでも約700台が稼働しており、PCはメーカー系のベンダーより購入されていました。かねてより、PCの調達、導入、運用、処分といった一連の管理サイクルに伴う業務の効率化を検討されていたところへ、Windows10導入における技術的な課題もきっかけとなり、2017年よりDRSのPCレンタルパッケージ「Assist Plus」をご導入いただいています。それでは、滑川様に率直なご感想とご意見をおうかがいします。

株式会社ニチリン様「PCレンタル」導入効果

  1. Windows10導入の技術的課題を解決
  2. 新しいPCの導入作業が1/2に
  3. PC管理の業務負荷が1/3に
  4. 調達からPC納入までの期間が1/2に
  5. 出張修理がついて故障時も安心
  6. すべてレンタル料に含まれコストメリットも
  7. PCの標準化を実現し入れ替えサイクルが明確に

「PCレンタル」導入前の課題

見えてきたWindows10独自の課題。
新たなパートナーを探していた。

滑川氏 当社では、事務所用、生産現場用、合わせて1,000台を超えるPCがあり、すべて情報システム部で管理しています。事務所用だけでも700台あり、この調達から、故障時の対応、処分まで、これを3~4名でまわしていました。他にも情報システム部の業務は多岐に渡り、基幹システムの開発と保守、データセンター管理、他にもあらゆるOA機器を自社で管理していましたので、PC管理はアウトソースすべきという思いがありました。

PCはシステム系ベンダーから購入していました。ある程度の標準機(会社として推奨する機種)を定めていましたが、急な用途や特殊な用途があると現場で個別に調達されることがあり、機種が増えて管理が煩雑になっていました。また購入では、PC入れ替えのタイミングをつかみ辛く、壊れるまで使うこともありました。結果、廃棄時にデータ消去ソフトをかけられず、1台1台ハードディスクを取り出して物理的に破壊するケースもあり、この作業もかなりの手間でした。

また、Windows10の導入にあたっては、ご存じのとおり、従来のWindowsにはなかったバージョン管理をはじめとする新たな課題がありました。そこで、まず検証機としてWindows10のPCを購入して検討してみたところ、他にも技術的な課題が見えてきて、外部の意見やノウハウも取り入れていく必要があると感じました。

DRSから「PCレンタル」の提案を受けて

PC管理のアウトソース、Windows10導入、2つの課題を一気に解決できる。

滑川氏 「PC管理のアウトソース」と「Windows10導入」、この2点を解決できるパートナーを探して情報を集め、最終的に2社とお会いしました。DRSさんの提案は、コンフィグ(設定)シートを事前に提出すれば、必要な設定作業をすべて行っていただけるという内容でした。クローニングとセッティングを終えた状態のPCを納品してもらえるため、これなら負担が軽減されると思いました。

故障時の保守対応も当社にとっては非常に魅力的でした。これまでPCが壊れる都度、使用者から情報システム部に問い合わせの電話があり、原因の切り分けはもちろん、メーカーへの修理手配まで情報システム部で行っていましたが、DRSさんのPCレンタルには、レンタル期間に合わせた出張修理サービスがついていました。これなら、使用者から直接、DRSさんのヘルプデスクに修理依頼ができる。保守切れの心配もなく、安心してお任せできそうだと思いました。

決め手は、とにかくきめ細かいことでした。サービスカタログの決まったメニューではなく、こちらの課題に対して、それを解決するサービスを組み合わせて提示してくれるところが魅力で。大手のレンタル会社さんでは、決められたメニューから選ぶしかありませんが、DRSさんの場合は、できませんといわれることがなかった(笑)。また、DRSさんの技術担当者にはWindows10に関するあらゆる相談に乗ってもらい、レスポンスも早かった。Windows10のキッティングに関するコンサルティング力の高さもあって、DRSさんへお任せすることに決めました。

「PCレンタル」導入後の効果

業務量や納品スピードが大幅改善。
Windows10の新たな課題に注力できる。

滑川氏 PC導入の作業は1/2以下になりました。これまでは、情報システム部の熟練者が導入時の設定にかかりきりでしたが、今はDRSさんがキッティングを済ませた状態で納品してくれるので、経験の浅い者でも対応できるようになり、熟練者はより複雑な業務に集中できるようになりました。

故障時は、使用者からDRSさんのヘルプデスクへ電話をすれば、メーカーの修理担当者が修理に来てくれる。レンタルなので廃棄の手間もなくなり、PC管理の手間は、トータルでいえば1/3になるのではないでしょうか。

購入では発注から2~3週間かかっていた納期も、今は1週間以内になっています。DRSさんの倉庫で在庫をストックしてくれているので、いざというときのために現場で余剰なPCを抱える必要もなくなりました。また、購入からPCレンタルに切り替えることで、標準機の社内ルールが明確になったことも大きな効果でした。4年間のレンタル契約にしたので、PCの故障率が上がりだすちょうど4年で上手く入れ替えていけると期待しています。

Windows10のバージョン管理の問題も、まずは1回目のバージョンアップの配信を無事に終えました。今後も、Microsoftのスケジュールでバージョンがどんどん上がっていきますので、その都度、情報システム部で新たなバージョンのマスター機を検証していくことになりますが、以降のイメージ化はDRSさんに任せ、DRS倉庫で新たなバージョンのマスターイメージをあてて出荷してもらっています。

DRSに対する評価とこれからの要望

リース・レンタルの枠を超えたソリューション。次は何をしてくれるかと期待しています。

滑川氏 まだDRSさんのレンタルにすべてのPCが切り替わってはいませんが、当初の課題はすべて解決されているので、とても満足しています。また、これまで別料金だった修理費用も月額レンタル料に含まれていますので、コストメリットも大きい。 そして一番大きいのは、業務効率が大幅に向上したというメリットです。各社、今回のWindows10でおきたバージョン管理問題のように、技術の変化に合わせて新たな課題とその解決策を見出していかなければならないと思うのですが、そういった業務に情報システム部として注力していくためにも、PC管理のアウトソースは有効だと思います。

当初DRSさんを知ったときは、旧社名のダイヤモンドレンタルシステムでしたので、レンタル会社、金融機関の1社のイメージが強かったのですが、実際にお会いすると、ITに関する知見をお持ちで、レンタルもできるシステムベンダーという印象に変わりました。今後も、IT機器のリース・レンタルの業界の枠を超えて、何かをしようとしている企業、次は何をしてくれるかと期待しています。DRSさんとこれまでのおつきあいを評価するなら、100点満点中90点。満点にしてしまうと次がないので、10点は今後ののびしろということで。契約書の電子化なども検討してもらえると、ますます便利になりますね。

 DRSは2016年9月に「ダイヤモンドレンタルシステム株式会社」から「ディーアールエス株式会社」へと改称しました。

 内容および所属役職等は取材当時のものです。

本導入事例で使われたサービス・パッケージ

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お役立ち資料

IT機器の調達から処分までを
カバーするDRSのレンタルパッケージ
Assist Plus
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