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2024.02.22 基礎知識

LCMサービスの選び方を3つのポイントに分けて解説|注意点も紹介

企業のIT資産の運用や管理を効率的に行うために、LCM(ライフサイクルマネジメント)サービスが注目されています。LCMサービスとは、IT資産の調達から処分までのライフサイクル全体を管理するサービスです。LCMサービスには、さまざまな種類があり、サービス内容や料金も異なります。そのため、自社に合ったLCMサービスを選ぶことが大切です。

本記事では自社に合ったサービスを選ぶ重要性や、選び方について解説します。LCMサービスを活用することで業務効率化やコスト削減が期待できるため、ぜひ参考にしてみてください。

LCMサービスについては、こちらもあわせてご確認ください。
➡【資料ダウンロード】PC運用にお悩みの担当者必見 PCLCMサービス導入ガイド
➡【オンデマンド配信】『Windows 11導入実態調査レポート』(2023年版)解説ウェビナー

Index

LCMサービスとは

LCMサービスの選定が重要な理由

LCMサービスの選び方

LCMサービスを選ぶ際の注意点

まとめ

LCMサービスとは

LCM(Life Cycle Management)サービスとは、IT資産の調達から処分まで、各プロセスに応じてサポートするサービスです。

LCMサービスを利用すれば、IT資産の運用・管理業務をアウトソーシングできるため、メイン業務に自社のリソースを割けるようになります。自社で社員を育成したり、試行錯誤しながら管理業務を行ったりする必要がなくなり、結果的にコストの削減が可能です。

またLCMサービスを導入すれば、セキュリティの強化も期待できます。自社でIT資産の処分をする場合、通常の方法で行うと、情報漏えいが起きる可能性があります。一方でLCMサービスはデータ消去にも対応しているため、企業内部の機密情報や従業員の個人情報などが流出するリスクを低減できます。

なお、LCMについてより詳しく知りたい方は以下の記事も併せてお読みください。

LCMサービスとは?必要とされる理由や導入メリット・事例を解説

LCMサービスの選定が重要な理由

LCMサービスの内容は、提供している企業やツールによってさまざまです。そのため、自社に適したサービスを選ばなければ、かえって以下のような問題が起きてしまうかもしれません。

  • 管理業務を効率良く行えずコスト削減につながらない
  • 情報漏えいやサイバー攻撃を受けるリスクが上がる

自社の管理するIT機器の種類や必要なサービス内容に合っていないLCMサービスを選ぶと、IT資産の管理コストが増加する可能性があります。例えば、自社には不要なサービスも含まれているパッケージサービスを選ぶと、余計なサービスに費用を支払うことになりかねません。逆に、一気通貫で任せられないサービスですと、サービス提供会社と使用現場との調整業務が必要となり、かえって手間が増えてしまうこともあります。

また、自社のセキュリティポリシーに合っていないLCMサービスを選んでしまうと、IT資産のセキュリティが低下する可能性があります。例えば、古いIT機器の廃棄に対応できるか、データ消去は可能かなど自社で定めているセキュリティ対策に対応していないLCMサービスを選ぶと、IT資産のセキュリティが脆弱になる恐れがあるのです。

そのため、LCMサービスは慎重に選定する必要があります。

LCMサービスの選び方

LCMサービスを選ぶ際は、以下の3点を参考にしましょう。

  • サービス内容で選ぶ
  • セキュリティ対策が充実しているものから選ぶ
  • 料金体系で選ぶ

それぞれ、詳しく解説します。

サービス内容で選ぶ

自社の課題を解決できるサービス内容を提供してもらえるかどうかは、サービスの選定において重要なポイントです。

提供範囲はサービスによって異なりますが、中でもキッティングの対応範囲で選ぶと良いでしょう。

キッティングの対応範囲で選ぶ

キッティングとは、パソコンやスマートフォンなどに各種設定やソフトウェアのインストールなどを行う作業全般のことです。

キッティングの対応範囲は、サービスによって異なります。例えばA社とB社の対応範囲の違いは、以下のとおりです。

A社 開梱
仕分け
基本設定
ネットワーク設定
クローン展開
発送
オンサイト
B社 機器の選定・調達
マスター作成
展開(クローニング)
個別設定
設置
不要機器の回収

なおDRSでは、よりきめ細やかなキッティングサービスを提供しています。詳しくは、こちらをご覧ください。

DRSのIT機器「導入」サービス|ディーアールエス株式会社

セキュリティ対策が充実しているものから選ぶ

自社データを情報漏えいから守るためには、セキュリティ対策が充実しているサービスを選ぶことが大切です。

具体的には、パソコンの管理や処分などの適正化、データ消去サービスなどの機能が備わっているサービスを選ぶと安心できます。

料金体系で選ぶ

料金は、サービスやサポート内容によって異なります。同じようなサービス内容でも提供元によって金額が異なるため、予算に合わせて選ぶことがポイントです。また、自社に必要な部分だけを利用できるかというカスタマイズ性も、選定ポイントの一つです。

LCMサービスを選ぶ際の注意点

LCMサービスを選ぶ際は、ヘルプデスクのサポート範囲も確認しましょう。サービスによってサポート内容はさまざまです。

  • 故障時・トラブル時の対応
  • 利用者向けの教育カリキュラムの提供
  • 保守・運用のサポートなど

また不具合が起こった際にスムーズに問い合わせができるか、迅速に対応してもらえるかなども重要なポイントです。サポート窓口の対応時間や、問い合わせ形態が電話なのかチャットなのか、など前もって調べておきましょう。

不測の事態に備えておけば、万が一の場合でも安心できます。

まとめ

LCMサービスの内容は提供会社によって大きく異なるため、自社の目的に合ったものを導入するのがポイントです。適切なサービスを利用すれば、ITにおける管理業務を効率化でき、コスト削減につながります。本記事で紹介した選び方のポイントを参考に、自社に適したLCMサービスを導入してみてはいかがでしょうか。

DRSでは、PCLCM(PCライフサイクルマネジメント)として、パソコンの調達から導入、運用、処分、IT資産管理に至るまでをトータルでサポートします。パソコンのマスターイメージ作成から設置・現地設定まで承っておりますので、「パソコン維持管理に手間をかけたくない」「導入機種を統一したい」「故障のたびに発生する予算取りや修理対応をスムーズに」「ワンストップで対応できる業者を探している」などという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

PCLCMサービス導入ガイド

「PCの導入や運用、管理など日々の業務に追われている」というお悩みをお持ちの管理担当者様へ。PC運用管理業務の負担を軽減できる「PCLCMサービス」についてご案内します。

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