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2023.07.07 PC関連知識

PCのリプレイス(買い替え)の時期は?リプレイス時にやることや注意点を解説

業務で使用するパソコン(PC)の寿命は、大体3~5年だとされています。その理由は、経年劣化による故障が発生し始める、または長期利用によりパフォーマンスが落ちてくるからです。

そのため早めにリプレイス(買い替え)をしたいものですが、事前準備、移行作業そのものに時間がかかるため、なかなか実行に移しにくいという実情があります。

リプレイスをしないことによるリスクは、決して小さなものではありません。使用者にとっては、ある日突然PCの起動ができなくなり、業務自体が止まってしまうといったトラブルを招くことになります。また情報システム部門は、故障都度の突発的な対応が求められ、その頻度が増すことは、情報システム部門のパフォーマンスを下げることにもなります。

本記事では、最適なPCのリプレイスの時期や、リプレイスにあたっての注意点を解説します。

PCをリプレイスする際に、レンタルを検討されている方は、こちらもあわせてご確認ください。
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Index

PCのリプレイスの目的とは

PCリプレイスの方法と事前に行うべきこと

PCリプレイス作業

PCリプレイスの注意点

PCのレンタルという選択肢もおすすめ

PCのリプレイスは業務継続に必要不可欠

PCのリプレイスの目的とは

PCリプレイスとは、PCを新しいものに入れ替えることを言います。事前に入れ替えることで、ハードウェア、バッテリーなどの劣化や、ファン故障により生じるPCの動作不良を防止し、業務のパフォーマンスを維持するために行います。

今まで問題なく動作していたPCも、ローカルディスク内の保存データ量の肥大化や、インストールされているアプリケーションの増加などによってCPUを多く消費するようになるため、パフォーマンスが低下していきます。そのため、それを防止し、業務を中断させないためにも、リプレイスは大切なのです。

長期間PCをリプレイスしないことのリスク

長期にわたってPCをリプレイスしないと、PCの動作が遅くなる、勝手にシャットダウンするといったパフォーマンスの問題のほか、突然の故障を招くことがあります。これが一番厄介で大きなリスクになります。

長期間使い続けたPCは、データ量などが関係し動作が重くなる傾向にあり、遅いPCを使うことは当然ながら業務効率の悪化を招きます。フリーズを繰り返す、リカバリーの画面が頻繁に出るなどの現象は、PCが故障する兆候です。これは、寿命が近づいていることを表し、突然PCが動作しなくなるリスクが非常に高い状態です。

突然PCが起動しなくなってしまった場合は、通常はハードディスクリーダーでデータの読み出しを行うという対処を取ります。しかしディスクが劣化したり、壊れたりしていて読み出せないケースがあり、データを喪失してしまう場合もあります。最終手段として、復元業者にデータの取り出しを依頼するという方法もありますが、非常に高額になる可能性があります。

そのため、PCが故障する前にリプレイスをすることはとても重要であるといえます。

PCをリプレイスするタイミングや頻度は?

前述のとおり、PCのリプレイスに適したタイミングは購入から約3~5年たった時期とされています。必ずしも故障するというわけではありませんが、故障のリスクが高まる時期です。

また、OSのサポート終了やメーカーによる保守点検のサポート切れ、業務用アプリと既存のOSとの互換性が取れなくなりアップデートが必要になる時期なども、リプレイスのタイミングと言えるでしょう。

PCリプレイスの方法と事前に行うべきこと

PCのリプレイス方法には、業務を停止せずに業務と並行して行う方法と、いったん停止してまとめて完了させる方法の2つがあります。業務への影響を極力減らして慎重に進めたい場合は、一部のリプレイスを試験的に行い、そのあと全体に展開するという方法もあります。どの方法で行うにしても、データのバックアップ、ソフトウェアのライセンス確認は必要です。

以下、リプレイス前に行うべきことについて詳しく解説します。

データのバックアップ

既存のPCからデータをバックアップします。保存すべき対象となるデータには、ユーザーフォルダやメールデータ、ダウンロードしたファイル(画像・動画を含む)などが該当します。通常はバックアップソフトを使い行われますが、クラウド上にバックアップを取るという方法も有効です。

ログイン情報の引き継ぎ

続いて、既存PCのログイン情報のアップデートです。AD(アクティブディレクトリ)、MDM(モバイルデバイスマネージメント)上などで、新規PCを登録し、ログイン情報が引き継がれるようにします。

有料ソフトのライセンス確認

有料ソフトのライセンスはデバイスごとに必要なことが多いため、リプレイス時にライセンスを移行する必要があります。ライセンス数、新規PCへのライセンス移行要件を確認して、要件に沿って対応します。

PCリプレイス作業

PCのリプレイスに必要な作業は、以下のとおりです。

キッティングをする

ユーザーの個人設定、ソフトウェアのインストールなどを行うことをキッティングと言います。

PCのキッティング作業は手間と時間がかかるため、人員の配置に問題がある場合はアウトソーシングがおすすめです。アウトソーシングすることで、効率化が図れます。

キッティングについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

キッティングとは?効率的な作業のコツからアウトソーシングのメリットまで解説

データを移行する

キッティングが完了したら、バックアップデータを新しいPCに移行する作業が必要になります。既存PCの利用と並行してリプレイスを行っている場合は、既存PCのバックアップデータの取得時以降に発生した差分データの移行を忘れてはいけません。

新規PCへのデータ移行には、以下の方法があります。

1.HDDやUSBメモリー等の記録メディアを使う方法(記録メディアを使用するのはデータ容量が大きい場合に効果的)

2.ケーブルを使う方法(マウスのドラッグ&ドロップでファイルやデータを移行できるという点が利点ではあるが、手作業でファイルを移動させるため時間がかかる)

3.クラウドサービスを使う方法

4.バックアップソフトを使う方法(移行したいデータによってソフトの種類が変わる点に注意が必要)

PCリプレイスの注意点

PCのリプレイスを行うにあたり、注意すべき点を解説していきます。

計画していたよりも時間がかかることが多い

データ移行に思ったよりも時間がかかり、予定どおりに進まない場合が往々にして起こります。ほかにも、PCの納期が遅れたり、在庫切れやメーカーの販売ラインナップの変更によって特定の機種の調達が困難になったりといったことも、時間がかかる原因となります。テレワークで勤務している、あるいは出張中の従業員の場合、バックアップが取れない、また取ったとしても新規PCの引き渡しまで間が空くため、差分のコピーに時間がかかるといった問題が出てきます。

信頼できるベンダーを選定する

PCリプレイスでスケジュールが滞ることは、業務に支障を来す原因にもなります。スケジュールどおりにすすめ、作業負担を減らすためには、信頼できるベンダーにアウトソーシングすることもおすすめです。

専門会社による経験を生かし、トラブルや問題点を考慮したうえで進められるため、安心できます。

PCのレンタルという選択肢もおすすめ

企業規模が大きい場合はリプレイスするPCの台数が多くなり、業務負担も大きくなります。そういった場合は、PCをレンタルするという選択肢も良いでしょう。PCレンタルであれば、新規PCの導入だけでなく、使用後のPCの処理(返却)も楽になるというメリットがあります。

PCレンタルサービスの内容にはさまざまなものがありますが、DRSが展開するPCLCM(PCライフサイクルマネジメント)サービスでは、企業が希望する要件に沿って新品のPCを用意するという点において、ほかのサービスとは異なります。さまざまなオプションを選べるカスタマイズ性にも強みがあり、クライアントの課題や悩みにあわせたプランの提供が可能です。

PCレンタルのメリットやリースとの違いについては以下の記事もご覧ください。比較表を交えながら、詳しく解説しています。

法人向けパソコンはレンタルがおすすめ!リースとの違いやメリットを解説

PCのリプレイスは業務継続に必要不可欠

PCは、導入から年数が経過するに従い故障リスクが増大していく、ということを認識しておく必要があります。ほかにも、テレワークの普及によってモバイルPCの利用が増加したことにより、バッテリーの劣化によってPC使用期間が短くなるといったリスクにも注意を払う必要が出てきます。

企業においてPCのリプレイスは、業務を継続するために必須になりますが、情報システム部門にはかなり大きな負担がかかるのがネックです。そのような悩みを軽減するためには、外部ベンダーへのアウトソーシングやPCのレンタルサービスの利用がおすすめです。

DRSのPCレンタルサービスは常に新品のPCをクライアントに提供するサービスです。故障時のメンテナンスやリプレイスにも対応しており、PCの調達から処分までトータルでアウトソーシングできるPCLCMサービスも展開しています。

PCのリプレイスも含めた円滑な管理を考えたい場合は、DRSのサービスをぜひご検討ください。

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