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2023.12.26 基礎知識

情報システム部門の役割とは?現状と今後の課題、その解決方法について解説

戦略的なIT企画に加え、日々のパソコン(PC)やシステムの運用・保守など、情報システム部門(以下情シス)は実にさまざまな役割を担う部署です。

現在は、テレワークが浸透し、デジタルを業務に取り入れ新たな価値を創造するDX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みが推奨されており、さらに役割や業務が増大しています。

本記事では、情シスの役割や今後の展望、そして情シスの業務をアウトソーシングすることのメリットについて解説します。

Index

情シスの役割とは

情シスの課題

情シスの課題解決にはアウトソーシングがおすすめ

ノンコア業務のアウトソーシングならDRSのPCLCMサービス

今後も増える情シスの負担はアウトソーシングで解決

情シスの役割とは

情シスの役割は、従来から求められている「運用管理業務」と新しく加わった「戦略的なIT企画」の大きく2つに分けられます。この2つの役割について解説します。

インフラを中心とした「運用管理業務」

情シスの役割として最初に挙げられるのは、インフラを中心とした運用管理業務です。

具体的には、社内の基幹システムやほかの業務システムなどの社内インフラの保守・整備から、IT機器の調達やPCの設定などの運用管理までを行うことです。そのなかには、社内ITシステムの仕様や運用上のトラブルについてメーカーに問い合わせる業務や、各種システムのセキュリティ対策、機器のエラーやアラートの監視、ネットワークの運用管理なども含まれます。

また、社内で使用するすべてのIT資産管理やソフトウェアのライセンス管理、システムのメンテナンス、アップデート計画の策定と実行とともに、それらにかかるコストの全体的な最適化を図る役割も担っています。

DX推進などの「戦略的なIT企画」

情シスは、DX推進などの戦略的なIT企画も担います。

戦略的なIT企画とは、例えば顧客のニーズをもとに製品・サービスを提供するため、そのときの環境に沿った形に自社のビジネスモデルを変革する、「物を売る」から「事を売る」といった自社のサービスに合った形でビジネスモデルを差別化し、収益力を強化できるシステムへ変換するなどの戦略を、ITを活用して企画・実現することです。

その実現のためには、老朽化したシステムや中身がブラックボックス化して運用・保守が難しくなっているレガシーシステムの刷新を行うことも大切です。

これらは「攻めのIT」とも呼ばれており、下記の記事で詳しく解説しています。

「攻めのIT」とは?守りのITとの違いや求められる理由、成功事例を紹介

情シスの課題

情シスでは、従来の業務に加えて新しい役割が増えたことによって、人材リソース確保が大きな課題となっています。担当者が、PCの設定・トラブルシュートなどの日常的な業務や、前項で紹介したインフラを中心とした運用管理業務(ノンコア業務)にかかりきりになることで、DX推進など戦略的なIT企画まで手が回らなくなるからです。経済産業省が発表した「IT人材育成の状況等について」では、今後情シスの人材確保がますます困難になることが指摘されています。

IT企画や運用フローの改善、ビジネス戦略へのITの活用(コア業務)には、外部人材(コンサルタントやエンジニアなど)を活用する方法もあります。しかし、現状や課題、企業文化などを把握していること、およびビジョンや戦略を共有しやすいことを考えると、可能であれば自社の人材が担当した方が、社員が順応しやすい形で仕事のやり方を変えていける可能性が高いと言えます。

人材不足解消の対策として外部人材を活用する場合は、ノンコア業務をアウトソーシングする方がより現実的です。情シス担当者が日常的な業務にかかりきりになるのを避けることができ、業務負担を大きく軽減できるためです。これが、情シスの社内リソースを適切に確保するためのカギになります。

経済産業省|参考資料(IT人材育成の状況等について)(参照:2023年9月16日)

情シスの課題解決にはアウトソーシングがおすすめ

情シスの人材不足という課題を解決するには、ノンコア業務のアウトソーシングがカギとなります。

PCの運用管理業務をはじめとした、直接利益を生む業務ではなく定型化できるノンコア業務をアウトソーシングすることで、人材リソースの大幅な削減が可能となる点が大きなメリットです。

アウトソーシングすることで外部の知見を得られ、トラブルシュートの対応が早くなる、安定したPCの運用ができるようになる、といったこともプラスに働くでしょう。これにより、社内の情シス人材をコア業務に注力させられるため、DXの推進にも拍車をかけられます。

近年の市場変化の激しいビジネス環境に適応し成長を続けるためには、DXが欠かせません。そのため、情シスの人材がコア業務に集中できる環境をつくることが重要となるでしょう。

ノンコア業務のアウトソーシングならDRSのPCLCMサービス

情シスのノンコア業務をアウトソーシングするなら、DRSのPCLCM(PCライフサイクルマネジメント)サービスがおすすめです。

PCLCMサービスはPCの調達・導入・運用・管理・処分までの一連の流れをサポートするサービスです。例えば、専門知識を持った人材を必要とし、多くの時間を費やさなければならない「キッティング作業」や、突発的なPCの故障・トラブル対応を行う「ヘルプデスク業務」の負担を軽減したいといったニーズに応えることが可能です。なかでもDRSのPCLCMサービスは、PCのライフサイクルの各ステップにおいて、最適なサービスのカスタマイズ・提供が可能であることに強みを持っています。それぞれの状況や課題にあわせ、最適なサポートを提案いたします。

また、PCの調達フェーズにおいては、クライアントが指定した機種を事前に調達・保管しておく「専用在庫サービス」というDRS独自のサービスがあります(マルチベンダー対応)。社内PCの一括入替えは一時的な負担が大きくなりがちですが、専用在庫サービスを活用することで、任意のタイミングで任意の数量のPCをすぐに調達できるようになるため、情シスのキャパシティにあわせた導入が可能になります。また、任意のタイミングですぐにPCを調達できることから、PCの納期短縮を目的に活用するのもおすすめです。突然の人員増加などで、急きょPCが必要になった際にも安心です。

専用在庫サービスの詳細は下記をご覧ください。

課題を解決するパソコンの調達方法

今後も増える情シスの負担はアウトソーシングで解決

これからの情シスは従来の役割に加え、DX推進やそれに伴うITシステムの刷新、デジタライゼーションなどにより、これまで以上に多くの人材リソースが求められることが予測されます。

このような問題に対しては、ノンコア業務をアウトソーシングし、業務負担の軽減を図ることがおすすめです。これは、情シスの人材リソースをコア業務に注力するための解決方法としても有効です。

DRSのPCLCMサービスはPCの選定や導入計画、キッティング、障害時のヘルプデスク対応などを、社内情シスに代わって行うアウトソーシングサービスです。情シスの業務負担軽減とビジネス戦略へのIT活用を両立させたい方は、ぜひサービスの利用をご検討ください。

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DX推進のカギは「IT人材確保」

IT人材不足が原因で、DX推進の成果を出すことに難しさを感じている企業様へ。DX推進を阻む課題や背景を解説するとともに、その解消策としてPC運用管理業務の負担を軽減できる「PCLCMサービス」をご紹介します。

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